主人公、道隆(みちたか)は5歳の頃、事故に遭ってしまう。病室で目を覚ました道隆が見たものは、死んだ両親の霊。息子の無事を確認した二人はすぐに成仏してしまう。わけもわからず両親を呼びつづける道隆。そこへ従姉妹である霊子(たまこ)が現れる。そんな道隆を見て、霊子は悟る。『幽霊が見える』ということを。霊子は幼い道隆にそのことは自分以外に教えないようにと約束をさせる。そして、自分は道隆の事を信じると。その後、道隆は父の兄の家に引き取られ、霊子とは姉弟関係になる。
舞台は瀬戸内を一望できる田舎町。道隆は学園の二年生。道隆は姉である霊子と幼馴染の知夏(ちか)と夏休みを過ごしていた。知夏に夏休みのほぼ毎日を引きずりまわされながら過ごす道隆。しかし、幼いころから幽霊を見て育ち、幾人もの幽霊の成仏を目の当たりにしてきたため、道隆は心が激しく震えることがなくなっていた。普段は意識していなかったが、肉親である祖母が突然死亡し、葬式へ行っても何も感じなかった。その事がたまらなく悔しくて、悲しくて涙する道隆。そんな道隆を見て、膝枕をしながら優しく諭す霊子。『冷たい人は、自分が冷たいからって泣いたりしないよ』霊子の優しさに包まれながら道隆は眠りに落ちていった。翌日目を覚ますと、突然霊子が居なくなっていた。手紙を一つ残して…………。

